1-3
January-March
剪定
せんてい
銀世界と化した飯綱町。
1年間伸びた枝を切り整える剪定が始まります。私たちにとっては散髪なようなこの作業も、りんごにとっては「りんご栽培の全ては剪定で決まる」と言われているほど重要で難しい工程です。
1本1本の個性をとらえながらその木にあった剪定を行い、木の内側まで日光が届くように・収穫時にバランスよくりんごが実るように、数年先の姿を想像しながら行わなければなりません。
4
April
雪が溶け春が訪れると、りんご畑は満開の花に覆われます。一つの花芽からは、5~6つの花が咲き、花が散るとそこに同数の実がなります。
5-7
May-July
摘果
てきか/てっか
各花芽の中で一番大きな実を残し、周りの幼果を摘み取る作業が摘果です。これは木の貯蓄養分には限りがあり、全ての幼果が取り合ってしまっては質の良いりんごができないためにあります。
中心の花が一番先に咲くため大体は中心果を残しますが、大きな実が伸び伸びと成長できるよう、十分なスペースを考えることも大切です。
まだ花の状態からも摘花と呼ばれる同じ工程を行います。(呼び方は同じ)
7
July
摘果され選ばれた果実は、徐々に膨らみながら育っていきます。
8-10
August-October
着色
ちゃくしょく
一見、収穫時のように見えるりんごも、裏を覗いてみれば
色にムラができていることも少なくありません。そこで全体に色がつくように、「葉摘み」と「玉回し」を行います。
【葉摘み】
りんごの周りに覆っている葉っぱを取り除く。
【玉回し】
りんごを優しく回して、日陰となっていた部分を日光にあててあげる。
9-12
September-December
収穫
しゅうかく
いよいよ収穫のとき。
1番採り、2番採りと、熟したりんごから数回にわけて収穫します。